ものもらいができてしまう理由とは?原因や予防方法を紹介

ものもらいができてしまう理由とは?原因や予防方法を紹介

朝起きると目が大きく腫れていた、痛みやゴロゴロ感が治らないなどの経験はありますか?
その正体は、ものもらいという目の炎症かもしれません。

この記事ではなぜものもらいができるのか、ものもらいを防ぐために効果的な対策についてご紹介します。
毎年ものもらいが発症して困っている方、ものもらいとは一体何なのかという方はぜひ参考にしてください。

ものもらいとは何か

ものもらいとは、目に細菌が入ったり分泌腺が詰まったりすることが原因で起こる炎症のことです。
代表的な症状としては目が赤く腫れる、目がゴロゴロする、目やにが出る、目が痛いなどが挙げられます。

また、麦粒腫と霰粒腫の2つのタイプが存在しており、それぞれ症状や原因が異なります。
この2つの違いは下記で詳しく説明しているので、参考にしてください。

麦粒腫

麦粒腫は、マイボーム腺に細菌が感染することで出現するもののことです。
通常は細菌が入ると免疫が対処してくれますが、体調不良などで免疫が機能していないと菌が入り込んでしまい発症の原因となります。

主な症状は、痛みやかゆみ、腫れなどが挙げられます。症状が悪化すると膿が肥大化していきますが、膿が外に出ると症状は良くなる傾向があります。
また、まつげの毛根の外側に感染した場合は外麦粒腫、内側に感染した場合は内麦粒腫と呼ばれています。

霰粒腫

霰粒腫は、マイボーム腺が詰まって炎症することで出現するもののことです。
通常痛みは伴いませんが、そこに細菌が入ることで目が炎症を起こし、赤みや痛みが出てしまいます。

主な症状は目の裏のゴロゴロとした違和感、かゆみなどが挙げられます。また、麦粒腫との大きな違いは、霰粒腫は細菌による感染ではないことです。

ものもらいの予防方法

細菌や詰まりなどの炎症により発症するものもらいですが、予防に効果的な方法はすぐに実践することができます。

目の周りを清潔に保つ

アイメイクが残っている、菌が付着している手で目を擦る等の行動は、目に細菌を入れてしまい、結果としてものもらいを発生させる原因となる場合があります。
そのため、手が汚れている状態で目を触らない、メイクブラシは定期的に洗うなど目の周りを常に清潔に保つ行動を心掛けましょう。

免疫力を上げる

細菌感染が原因でかかってしまう麦粒腫ですが、体に免疫力がしっかりとついていれば、菌を追い返してくれるので問題ありません。
ですが、睡眠不足や不摂生が原因で免疫力が低下をしていると、菌を追い返す力を出すことができずものもらいにかかりやすくなります。

身体をしっかりと休ませる、三食しっかりと摂取するなど、免疫力を低下させない生活を心掛けましょう。

目の血流をよくする

まぶたを温めることで、マイボーム腺から分泌物を出すための動きを促進させる効果があります。
アイマッサージやホットタオル等の、まぶたの血流を良くするケアを日常的に取り入れることがオススメです。

眼科医というお仕事について

実際にものもらいにかかってしまった際、治療してくれるのが眼科医です。眼を専門としているお医者さんで、眼の健康を守ってくれるお仕事です。
患者に対して真摯に向き合ったり、研究にも力を入れたりと、ストイックで孤独なイメージもあるかもしれません。でも、看護師や検査員などを含めたチームでの医療に力を入れている方もいます。

例えばアルファユニというオリジナルの医療用スクラブが作れるショップでは、用途別に対応した豊富なバリエーションのユニフォームを揃えています。このような会社を利用して、スクラブや白衣を統一してチームの力を結束させる方々もいるそうです。

まとめ

一度発症すると厄介なものもらいですが、一番効果的な予防策はとにかく体を健康な状態にし、細菌を防ぐ免疫力を常に保っておくことです。
そのために日々の食事や睡眠、適度な運動を心掛けていきましょう。
また、眼に違和感を覚える場合は眼科を受診し、医師による適切な診断を受けましょう。

ナース服や医療用スクラブを着用し、互いに手を重ねている医療チームの写真