看護師とは異なる准看護師の仕事内容

准看護師は、国家資格である看護師とは異なり、各都道府県の知事試験に合格した人がなることができる公的資格です。都道府県知事による認可ですが、資格の水準は同じであるため他の都道府県でもその資格を生かして働くことができます。

仕事は看護師の指示を受けて、患者に対してさまざまな医療行為を提供します。このため看護師のサポート的な立場といえ仕事内容は看護師と変わりありません。その一方で看護師とは明らかに待遇の差が設けられており、月給で見ると6万円から8万円の差があります。また看護師は助産師や保健師、認定看護師など他の職種への道があるのに対して、こちらはそのような道がありませんから、仕事内容や給与から見ても魅力的なものとはいえませんが、メリットとしては取得が容易であることです。

中学校卒業後に養成所に2年通うのが最短ルートで17歳から働くことが可能で、学費は約110万円程度です。看護師は高校卒業後に専門施設に3年通うため最短ルートでも21歳から働くことになり、学費も約252万円程度掛かります。このため早く働く必要がある場合に向いています。また働きながら看護師を目指す人も多くおり、支援してくれる病院もあります。