介護老人保健施設で働く仕事内容で、介護士にはできないことで行うこととして特に、「吸引」と「摘便」が主にあげられます。自力排泄が困難な患者の喀痰「唾液や鼻水など」を吸引してあげることを行うことは、介護士とは違い、人間の体のことを基礎から学んできた看護師は、医療行為が行えない介護士と一線が引かれていると言う感じでしょうか?「摘便」も、腸壁を傷つけないように便を排出してあげる行為でありますが、介護士でも、「いちじく浣腸」であれば許されている施設もあるようです。先に述べました「吸引」も、最近では、介護士が講習を受けて合格者には、「吸引」を任せるケースもあるようです。
今後、十数年は、増え続けるであろう介護老人保健施設について、介護士の給料が低すぎるという話が、現在、常に言われているようです。高齢者になり、親族の自宅では、お世話が難しいケースなどでも、「施設」にお世話になることになりそうです。メリットと言えば、介護士に比べて、給料か一般的に高いということでしょうか?特に、皆がいやがるようなことを任せられている訳ですから、比較して給料が高いということは、納得するところですが、介護士にもスキルアップをさせて、「吸引」と「摘便」を任せられるようになれば、給料格差も少なくなると思われます。また、日本政府が何らかの策を講じて、「世の中のとても大事なことをやっている」ことの充分な評価のかたちとして、報酬改革を行ってほしいと願っています。